数多くのアジャイルやスクラムの資格や認定などがあります。その中で、どの資格・認定を目指したらよいのか?!と悩むところです。ここでは、PMIが実施するPMI-ACP資格についてご案内します。アジャイルの知識を身につけるには最適の資格です。

PMI-ACP試験とは

 アジャイルプロジェクトをマネジメントするためには、アジャイル特有の知見が必要となります。そこでPMIでは、アジャイル・プロジェクトマネジメントの資格としてPMI Agile Certified Practitioner (PMI-ACP)の認定をしています。PMI-ACP資格は、専門家としてアジャイル・プロジェクトを実施する際に必要となるツール、テクニックを活用する実務能力を評価するものです。

PMI-ACPの受験要件

教育レベル高校卒業以上
プロジェクトマネジメントの実務経験プロジェクト・チームにおいて12カ月の実務経験(直近5年間)
アジャイル・プロジェクトの実務経験アジャイル・プロジェクト・チームにおいて8カ月の実務経験(直近3年間)
トレーニングアジャイルについて21時間の公式の学習

PMI-ACPの受験料

 PMI会員435米ドル 非会員495米ドル

PMI-ACP試験出題数

 PMI-ACP®試験は、120問出題されます。そのうち採点される 100 個の項目と採点されない 20 個の項目で構成されます。採点されない項目は特定されず、試験全体にランダムに分散されます。

PMI-ACP設問の出題割合・予想出題数

PMI-ACP試験設問の出題割合・予想出題数は以下のとおりになります。

試験の分野項目の比率予想出題数(全体を100問として)
分野 I.アジャイルの原則と考え方16%16問
分野 II.価値主導のデリバリー20%20問
分野 III.ステークホルダーの関与17%17問
分野 IV.チームのパフォーマンス16%16問
分野 V.適応型計画12%12問
分野 VI.問題検出と解決10%10問
分野 VII.継続的改善(製品、プロセス、人材)9%9問

資格維持

 3年間のCCRサイクルにおける30PDUの取得

PMI-ACPの出題傾向

 アジャイルマインドセットが主に問われるイメージとなります。つまり、アジャイルの原則
などに基づいてどのように行動するかという問題です。知識的に決して難しい試験ではありません。

PMI-ACP Ⓡは英語が必要?

 試験は、日本語で選択できます。ただし、申込時に業務経験や学歴を記載するアプリケーションフォーム作成には英語が必要となります。Google 翻訳もありますし、受講者は、弊社のサポートもありますので安心して受験してください。

まとめ

 PMI-ACP試験は、スクラムなどの資格は非常に高額であるのに対して、試験に合格しなければならないというハードルはありますが、たPMIが実施していることもあるため価値も認められますし、受講料と合わせても非常にリーズナブルなものです。