CAPM(Certified Associate in Project Management)試験はPMI🄬が実施するプロジェクトマネジメントの試験です。プロジェクト・チームメンバー、新人のプロジェクト・マネジャー、大学生、大学院を対象とした試験です。

 一方、CompTIA Project+試験は、CompTIAがプロジェクトマネジメントのスキルと知識を評価するワールドワイドの認定資格です。小規模から中規模のプロジェクトを管理するプロフェッショナルを対象とし、プロジェクトライフサイクルの管理、適切なコミュニケーションの実施と管理、ステークホルダーとリソースの管理、プロジェクト文書の管理に必要なスキルと知識を評価します。

共通点|受験資格に実務要件がない

 PMIのCAPMもCompTIA Project+もどちらも受験資格に実務要件がありません。したがって、PMP🄬などに比べて非常に受験しやすい資格となっております。

相違点|試験内容

 CompTIA Project+は小規模から中規模のプロジェクトを管理するためのプロジェクトマネジメント業務全体に対する試験です。一方、CAPMは、プロジェクトマネジメントの大きさというよりもPMBOKの基本的理解度を問うている試験となっています。

受験料

 CAPM資格の受験料は、PMI会員225ドル、非会員300ドルとなっています。一方、Project+は、41,173円(2020年10月現在)となっています。Project+の方が少し高いですね。

受験会場

 受験会場は、どちらもピアソンビューによる試験となっています。また、どちらの試験も自宅で受験可能です。ただし、CAPMは日本語で自宅受験ができますが、Project+は英語となっております。(2020年10月現在)

まとめ

 どちらも資格の実務要件がないこともあり、基本的なプロジェクトマネジメント知識を問う試験となっています。続けてPMP🄬を取得する場合には基礎としてCAPMを受験するのはおすすめです。また、小規模・中規模のプロジェクトマネジメント全体を学ぶのであればCompTIA Project+がよいと思います。